2017年2月22日更新

トランプ大統領がLGBTに与える影響

アメリカといえば自由の国。

しかし2016年末、そんな言葉を覆す事態が起こりました。

 

アメリカはトップである大統領を決める選挙が4年に一度、一年近くかけて行われます。

2016年は、オバマ大統領が任期満了に伴い退任するために次の大統領を決める選挙が行われました。

最終的にヒラリー・クリントン氏とドナルド・トランプ氏の一騎打ちとなり、どちらが勝つかヒヤヒヤして居た人も多いはず。

 

今回は、ドナルド・トランプ氏の大統領選における勝利が、LGBTに与える影響をお話しようと思います。

トランプ大統領とは?

選挙中は「どうせヒラリーさんが勝つんでしょ」と安心していた方もいるのではないでしょうか。

実は私もその一人でした。

ヒラリー氏が勝って、女性の進出など様々な分野でアメリカはまた前進するのだ、そう信じていました。

 

しかし、現実は残酷で、超差別主義者であるドナルド・トランプ氏が大統領となってしまい、その速報が出るとともに、多くのセレブは悲しみのツイートをしたり、国民による怒りのデモが全米各地で行われたりしました。

 

実際にはヒラリー氏のほうが多くの票を獲得したのに、当選はトランプ氏となったわけです。

女性差別、人種差別、移民差別、LGBT差別をはじめ、とにかく差別、差別のトランプ氏。

そのような人が選挙で勝つとどうなるでしょう?

 

「そうか、差別していいんだ」

こう受け取る人が出てきます。

実際に、トランプ氏が当選確実と報道されてから、全米各地でLGBTを対象としたヘイトクライムが多発したり、差別主義者からの攻撃などを恐れたLGBTがカナダへの移住を考え始めたり、自殺を試みたりするケースも出てきました。

LGBTへの冷遇は既に始まった

トランプ氏が大統領に就任してからすぐ、ホワイトハウスのホームページから、LGBTの人権に関する文書が削除されました。

 

現在、アメリカではすべての州で同性婚ができます。

2015年に、最高裁判所は「同性婚を認めなさい」とすべての州に命じる判決を出したためです。

このニュースは全世界を駆け巡り、多くの同性愛者を幸せな気持ちにしたことでしょう。

 

しかし、超差別主義者なトランプ大統領は、最高裁判所の人事を揺るがすことが出来るのです。

つまり、この判決を覆すように仕向けることが出来るわけです。

 

せっかく同性婚が出来る国アメリカになったのに、数年足らずで、結婚の平等が保証されない国に後戻りしてしまう可能性があるのです。

マイノリティーが生きづらい国になる

マイノリティーというのは常に声を上げ続けなくてはなりません。

差別を受けやすい対象でもあります。

そういうマイノリティーを「差別していいぞ」というサインを送ることになってしまった今回の大統領選。

少なくとも4年間、怯えながらの生活を余儀なくされるLGBTの方々を思うと胸が痛みます。

 

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ai

20代前半のXジェンダーでパンセクシャル。体は女性ですが、幼い頃からそれを受け入れることができずにいます。花が大好きで自分の庭や道端に生えている花の写真をよく取っています。数年前にLGBTの世界を知り、自分の居場所ができましたよろしくお願いいたします。

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