2017年2月16日更新

「パンセクシャル」が増えて続けている理由

パンセクシャルとは

パンセクシャルは漢字表記にすると「全性愛」となります。

男性と女性以外にも、その概念に当てはまらない「中性」「無性」「両性」「不定性」といった方も性的対象とする人のことを指します。

また、男性や女性を好きになるが、性別を意識せずに好きになるという意味で使う人もいます。

 

近年、パンセクシャルを自認する人が増えてきていると感じます。

なぜ増えてきているのか、個人的な見解ではありますが、理由を分析していきたいと思います。

同性愛への抵抗が薄くなった

同性愛が精神的に異常とされなくなったのは、ここ数十年のことです。

それまでは同性愛は治療するべき精神病だったのです。

 

しかし、まだ偏見は残るものの、若い世代を中心に同性を好きになることが異常ではないとの認識が広がってきました。

そこで同性との恋愛が自分の中に選択肢として入ってきて、実際に選ぶ人も増えてきたのです。

 

異性を好きになっていたけれど、同性にも興味がある、性別を気にせず恋愛をしたい!

そういう人が増えてきたのではないかと考えられます。

世代交代

天動説を信じる人が年老いて亡くなって、新しい価値観を持った世代になったことで、世の中に地動説が浸透していきました。

 

それと同じように、世代交代が進むに連れて、「好きになる性別」という概念そのものが緩くなってきたのではないかとも思います。

 

異性愛者は異性とだけ恋愛をする!同性愛者は同性とだけ恋愛をする!

そういう価値観や考え方は固くて古いものだと感じ始めた若者を中心にパンセクシャルが増えているように思えます。

男女二元論への違和感

以前はバイセクシャルを名乗っていたが、パンセクシャルという言葉を知ってから、そのほうがしっくりくるから使い始めたというケースも多いと思います。

 

これは、人間の性別は男女の2つだけだという「男女二元論」に違和感を持っていた人がパンセクシャルという言葉にたどり着き始めたのではないでしょうか。

 

冒頭でもお話したように、人間の性別は男女の2つだけではありません。

これを理解し、そして恋愛対象として見ることが出来る人が、パンセクシャルという言葉を使い始めたのだと思います。

 

以上の3点をパンセクシャルと自認する人が増えた理由として挙げます。

セクシャリティーを表す言葉は日々生まれてきますし、言葉の定義も少しずつ変わるものだと思いますが、たしかにここ数年でパンセクシャルという言葉を聞く機会は増えました。

同性愛をはじめとする性的マイノリティーへの理解が深まった結果の1つとして捉えることもできると思います。

 

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20代前半のXジェンダーでパンセクシャル。体は女性ですが、幼い頃からそれを受け入れることができずにいます。花が大好きで自分の庭や道端に生えている花の写真をよく取っています。数年前にLGBTの世界を知り、自分の居場所ができましたよろしくお願いいたします。

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