2017年1月19日更新

一人じゃないよ。LGBTの不安が自殺者を生む背景

ふとニュースを見ていた時、ノンケの友人にゲイである事をカミングアウトし、その後苦痛を理由に自殺を図った大学生の事が流れていました。

私としても、その友人に理解してもらえなかったゲイの大学生の気持ちを考えた時に自分の事のように心が痛んだのですが、これまで『死にたい』と思ったことがあるLGBTの人達にとっても、他人事には聞こえなかったはずです。

私の周りでも一人、自殺を考えていたという友人がいました。彼は沖縄に住んでいたので、直接会って話を聞いてあげることはできませんでしたが、毎日のように来るメールからは彼の苦しみが痛いほど伝わってきて、近くに居たくてもいてあげられない苦しさで私も大変悩んでいました。

彼が自殺まで追い込まれてしまった原因は、一人の男性との出会いでした。

ノンケである彼にカミングアウトをした友人は、実はその彼に恋をしていると思い切って告白をしたそうです。しかし、その事実をノンケの彼が受け止められず、友人の事を避けるようになっていったと聞きました。そんな状況で友人は毎日一人で苦しみと戦っていたのです。

周りから見れば、『その友人の気持ちが弱いだけ』と言われるかもしれません。しかし、友人の味方になってくれる人が居なくなってしまえば、本当に自殺してしまうのではないかと思うと、どうしても放っておくことはできませんでした。

そこで私は友人を傷つけた彼と友人と私で、しっかり話すために沖縄に行くことにしたのです。

この話し合いは、決して友人を傷つけた彼を攻める為に設けたわけではなく、しっかりと友人に恋の結末をあげなければ次に進めないと思ったので、とことん話してスッキリさせたかったのです。

彼に恋人がいるから付き合う事ができない事、振られたとしても友人にとって彼が最愛の人であるという事、カミングアウトをされてすごく驚いて逃げてしまったことへの謝罪。

全て言葉で伝えられたら少しは楽になると思ったのですが、彼と別れた後友人はずっと泣いていました。

初めて見る友人の涙と彼に対する思いの大きさが、何も言わなくても伝わってきて、その日は二人でずっと泣いていました。

そんな中、友人は『カミングアウトなんかしなければ良かった』と言ったのです。

LGBTの人なら、もしノンケの人にカミングアウトをして避けられたとしたら、その怖さは分かると思います。

そんな苦しみを抱えながら生きている人は日本中に沢山いるんですよね。だからこそ、そんな時にそばにいてあげられるのは、LGBTである私たちしかいないと思います。もし、この記事を読んでくれたあなたの周りに私の友人のような悩みを持っている人が居るとしたら、しっかりとそばで力になってあげてください。

 

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友蔵

友蔵

「人生楽しく」をモットーに毎日生きているアラサーライター、友蔵です。 時間があるときには国内外問わず旅行するのが趣味で、最近は国際交流を目標に英語も少しずつ習い始めました。 「リアルさ」を大切に記事を書いています。よろしくお願いします。

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