2017年2月16日更新

恋人同士でお墓に入れる時代に!證大寺がLGBTのために動き出す

『好きな人と一緒のお墓に入りたい。』そう考えるLGBTのカップルも多いのではないですか?しかし現実的に考えるとなかなか難しい部分もあったりして、大半の人が諦めてしまっているのではないでしょうか。

しかし、そんな私たちの気持ちをしっかり受け止めて行動し始めているお寺があるのをご存知ですか?今回は恋人同士でもお墓に入る事ができるようになるかもしれない、東京都江戸川区にある證大寺(しょうだいじ)のLGBTへの対応の様子を紹介したいと思います。

 

きっかけは同性同士での永代供養墓への申し込みがあったから

本来ならばこのような申し込みは家族や異性間でというのが当たり前になっているようですが、この事があってから『お寺の現代化』の必要性を考えるようになったと證大寺の住職は話しています。同性愛者が確実に増加している現代だからこそ、いろんな方向性を探ろうとしてくれているのは当事者としても嬉しい事ですよね。

しかし、LGBTに対する差別や偏見はまだまだ残っていることも事実です。そこで證大寺では私たちのようなLGBTの生の声を聞きたいと行動してくれたのです。

 

LGBT当事者を含めた意見交換会を実施

この意見交換会が行われたのは2017年の2月。ついこの間の事なのです。意見交換会はよりリアルな意見を聞き出すためにアットホームな雰囲気を大事にして行われました。

参加したLGBTの意見には、私たちが思わず頷きたくなるようなものばかりで、

『特にLGBTを理解するのが難しい高齢者にお寺の住職から、いろんな人がいる事を伝えてほしい。』

『どう見ても異性間のカップルに対するお寺の案内状にしか見えないから、LGBTは歓迎されていないように感じる』

など、普段から感じているLGBTの差別に対して、お寺の住職の真摯な対応や意見はとても好印象でした。この意見交換会に参加した当事者もしっかり納得できる時間を過ごせたのではないでしょうか?

 

仏教に男女差別はなし!新しいお寺の見え方が徐々に明るみになってきた

私が一番印象的だった住職の言葉に、『仏教に差別はない』というのがあります。そしてその言葉以上に證大寺のLGBTに対する新しい試みやお寺そのものが時代とともに動いていくという覚悟のような強い思いが感じられて、今後どのようにお寺やお墓の在り方が変化していくのかとても楽しみです。

しかし、全てのLGBTが手放しにこのニュースを見て喜べるかというとそうではないと思います。私の代々続く先祖のお墓の事や、やはり同性愛者としてはいつか無縁仏になってしまうのではないか?という心配もずっと考えてきたことなので、『好きな人とお墓に入る』ことも含め、今あるお墓を何とか存続させられないか私自身もじっくり考えるきっかけとなったニュースでした。

 

 

現在は『墓友』という言葉もよく聞くようになり、お墓のスタイルも少しづつ変化しています。私としては、このニュースを見たからと言って単純に『嬉しい』という気持ちにはなりませんでした。しかし、選択肢の一つとしてこのような形が全国的に広がっていくとしたら、LGBTにとっては大きな一歩だと思います。

 

 

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友蔵

友蔵

「人生楽しく」をモットーに毎日生きているアラサーライター、友蔵です。 時間があるときには国内外問わず旅行するのが趣味で、最近は国際交流を目標に英語も少しずつ習い始めました。 「リアルさ」を大切に記事を書いています。よろしくお願いします。

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