2017年4月16日更新

アカデミー賞作品賞受賞!『ムーンライト』はLGBT映画の歴史を塗り替えた!

2017年のアカデミー賞で最高の賞である作品賞を獲得した『ムーンライト』という作品がLGBT映画であることをご存知ですか?

これまでにもアカデミー賞では『ミルク』(2008年)や『バック・ブローク・マウンテン』(2005年)などの作品が様々な賞を獲得したことはありましたが、作品賞を獲得したLGBT映画はこのムーンライトが初めてです。

日本でも公開が少しずつ近づいていますが(3月31日~順次ロードショー)この映画をオススメしたい理由は、単なるゲイ映画ではないからです。この映画を一人でも多くのゲイである事に悩んでいる方に見ていただきたく少々紹介させていただきます。

 

舞台は田舎町、『ゲイ』がいる事が当たり前ではない少年の悩み

まずは登場人物が田舎で育つという所がまずこの映画に心を掴まれた理由の一つになっています。どうしても田舎に住んでいると、ゲイの方がテレビに出演している時に『都会にはいろんな人がいる』という言われ方をする事があったんですよね。

流行もののような、物珍しいものを見ているような都会だからこそゲイが生きているという感覚で『ゲイ』という存在を見られているような気がして、だからこそ田舎のゲイは自分の気持ちをしきりに隠してしまうのです。この映画に登場する主人公のシャロンも同じような境遇で生きてきて、地方に住んでいるゲイの方なら感情移入しやすいのかな?と思いました。

 

親友に対する『愛』の形

シャロンが恋心を抱いてしまうのは、いつの時代も一緒にいてくれたケビンという親友。シャロンは幼少期から引っ込み思案でいじめられていたのですが、彼の隣にはいつでもケビンがいてくれたのです。これもゲイにはよくある話のような気がするし、自分の『味方』という感情が恋に変化する事は何もおかしな事ではありませんよね。そして、『母子家庭』という環境で育った彼が少しずつ大人の『男』になっていく姿も見どころです。

 

ゲイの自分に突き刺さるセリフが多い

特に印象に残るであろう台詞、『どう生きるかを決めるのは自分自身、他人じゃない』という言葉が予告編の中でも使用されていますが、田舎に住んでゲイである自分に疑問を感じている人の背中をそっと押してくれるような台詞が多数あります。

強い事が良い事ではないかもしれませんが、この映画を見終わった後にきっとあなたの心の中に残る言葉がありますよ。

フィクションではありますがキャストの言葉や仕草、目線など、全てに作り手のこだわりが感じられます。一言で『ゲイ映画』と呼ぶには足りないほど、世界中で評価されている映画である事も事実ですし、日本でも大ヒットしてほしいですね。

 

アカデミー賞で作品賞を受賞し、日本でも注目され始めているこのムーンライトですが、確実にゲイの心に残る映画になっている事は間違いないと思います。都市部は絶賛上映中、私の住んでいる地方では上映前ですが、既に上映予定日が決定しています。この映画を見て感じた事が少しでも異性愛者にも感じ取ってもらえれば嬉しいですよね。

 

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友蔵

友蔵

「人生楽しく」をモットーに毎日生きているアラサーライター、友蔵です。 時間があるときには国内外問わず旅行するのが趣味で、最近は国際交流を目標に英語も少しずつ習い始めました。 「リアルさ」を大切に記事を書いています。よろしくお願いします。

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