2017年1月18日更新

LGBTの自殺について考える

皆さんこんにちは。今回はLGBTの自殺をテーマに扱います。話題としては重い話で中には目を背けたくなる人もいるかもしれません。しかし、ここで1度しっかり考えておきましょう。なぜなら、LGBTの自殺者(自殺未遂者)は非常に多いからです。この傾向は国内でも海外でも同じです。自殺と聞いて記憶に新しいのは、2015年に一橋大学の大学院生が同級生にアウティング(公にしていない性的指向を他者が周囲に暴露すること)されたことをきっかけに自殺した事件です。こういった犠牲者を、LGBTの仲間からこれ以上出さない為にはどうしたらよいかを私なりに考えてみました。

まず大切なことは「死んでいい人なんていない」ということを1人1人が知ることが大事です。あなたの変わりになる人はいないし、私の変わりになる人もいないのです。それぞれが役割を持って生まれてきて、生きているだけで誰かを支えており、何かの役に立っているのです。しかし、それが分かるようになるまでにはそれこそある程度の時間がかかります。早い段階で気づく人もいれば、長い間苦しむ人もいます。そこでLGBTだから人生が上手くいかないと思い込んでしまいます。しかし、実際の原因はそうではなく自身の心の中にあったりします。その心の闇の部分を丁寧に取り除いていくことが出来れば自殺には至りません。

ただし、LGBTは多かれ少なかれ苦悩を抱えて生きています。そこに、嫌な経験が重なるというのが良くないのです。例えば、親しい人からの裏切り(アウティング・恋人との別れ)や、周囲の理解のなさ(両親・職場の人)、親しい人の死などが重なると1人で問題を抱えきれなくなり「死んでしまおう…」となるのです。

こういった最終段階にならないようにするには、自分の役割を見つけることが大事です。恋人としての役割、家族や友人の中での役割、仕事上の役割など何でもいいんです。とにかく片っ端から見つけてみてください。1つぐらいは見つかるはずです。それから話し相手を見つけることも大事です。セクシュアリティについても話せる相手なら尚良しです。LGBTのコミュニティに限らずノンケの友人や年上の人、カウンセラーなど誰でもいいので自分の気持ちを話してみてください。そうすると苦痛が少しは和らぎます。こちらが心を開けば相手も親切に対応してくれるものです。1人で抱え込まないようにするのは大事だということを私も経験上知っています。

このように、自分の居場所や話せる相手を見つけるということはLGBTだけでなく全ての人にとって重要なことです。精神を病み、自殺する人が増えている世の中です。苦しんでいる人を見たら「大丈夫だよ。今は辛いけどきっと未来は明るいよ」と伝えてあげてください。LGBTとして産まれたことに必ず意味があるはず。掛け替えのない存在である自分をもっともっと大事にしてあげてくださいね。

 

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Chappri

Chappri

九州在住のアラサーレズビアンです。会社員として医療、人材、アパレルなどの企業で就業経験を積んだ後フリーランスのライターとして独立しました。年下の彼女とは1年ほど前から2人暮らしをしており、交際歴は3年以上4年未満です。LGBTの世界に入ったのは20代半ばからで、セクはフェムリバです。両親との仲は良好ですが、未だ彼女との生活を「友人とのルームシェア」と偽っている状態です。趣味は楽器とカメラで、彼女との共通の趣味は映画観賞です。どうぞ宜しくお願いします。

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