2017年1月15日更新

一生で一番の気持ち!届かなかった初恋の片思い

私がまだ高校に通っていた頃、初めて男性を好きになりました。しかし、この時はまだノンケとして生きていたので、付き合っていた彼女にも本当のことが言えずモヤモヤしたままの状態だったのです。

初恋の相手は、夏休み家にやってきた家庭教師の先生でした。見るからに真面目そうなイメージを持っている人で、初めて会った時からドキドキする気持ちを抑えることはできませんでした。

この先生は、分からないところがあると熱心に教えてくれて、理解できた時にはハイタッチで気分を盛り上げてくれるのですが、私は勉強をしながらも家庭教師が着ているワイシャツ姿や笑った顔を見る事に熱心になってしまい、勉強に集中する事ができませんでした。

家庭教師が帰った後もなかなか彼の事が頭の中から消える事はなく、夏休みのうちに会えることが嬉しくて毎日楽しみにしていました。

勉強をしていない時にはプライベートの話も聞く事ができて、彼が結婚していて子供が二人いる事、や奥さんの事が大好きだという事を知り、この時初めてノンケとゲイの壁の厚さを痛感したのです。もちろん彼には私がゲイだという事を言う事はありませんでしたが、家庭教師の期間が長くなればなるほど気持ちの距離は近くなっているような気がしていたのです。

だからこそこの頃から、私の気持ちの中に嬉しさ以上の苦しさもこみ上げるようになりました。このままでは頭がおかしくなってしまいそうで、彼が帰った後何度涙を流したか分かりません。

できる事ならこの気持ちを封印してしまえればいいのにと思いました。

そんな気持ちを彼女が変に感じていたのか、高1の夏休みが終わると彼女に好きな人ができたと言われて別れる事になりました。しかし、振られた実感や別れた事実もそこまでショックだった訳ではなく、頭の中では彼の事だけが巡っていたのです。

高1の夏休みから高3の冬休みまで続いた家庭教師は、ついに最後の日を迎える事になりました。テストで赤点を取ったことが原因で頼むことになった家庭教師でしたが、この頃には苦手だった教科も無くなり、最後に何か先生にお礼をしようと前から決めていました。コーヒーが大好きだという彼のためにマグカップをプレゼントすることにしたのです。

家庭教師最後の日、先生は今日まで頑張った私をたくさん褒めてくれました。私も何か先生に言わなくてはと思いながらも、なかなか口から言葉が出て来なくて手紙で感謝を伝える事にしました。言いたいことは沢山ありましたが、その時一番伝えたかった言葉を書いたのです。

『先生今日までありがとう。感謝しています。大好きです!』

家に帰ったら読むと言っていたので、この手紙を見た彼のリアクションは見られませんでしたが、この気持ちを文字にして伝えられた分、今でも甘酸っぱい思い出として残っています。

 

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友蔵

友蔵

「人生楽しく」をモットーに毎日生きているアラサーライター、友蔵です。 時間があるときには国内外問わず旅行するのが趣味で、最近は国際交流を目標に英語も少しずつ習い始めました。 「リアルさ」を大切に記事を書いています。よろしくお願いします。

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