2017年1月14日更新

ゲイのプライド~私がカミングアウトをしない理由~

ゲイの友達と会っている時によく聞かれる質問の一つに『カミングアウトした事ある?』と言うものがあります。実はこれまで私は一度も家族や地元の友達に自分がゲイである事を公表したことがありません。
カミングアウト済みの友達から言わせれば、カミングアウトをした方が気持ちは楽になるらしいですが、どんな理由を聞いたとしても私は公表する気はありません。

理由は簡単で、言ったところで自分の周りに何か変化が起きるとは思っていないからです。ノンケの中にも同性愛者の友達がいる人を知っていますが、特に関係は変わらないと言っていました。

そう考えると、尚更カミングアウトをする理由はなくなるのです。同性愛者の事は同性愛者にしかわからない事もあるし、万が一『応援するよ』と言ってもらえたとしても、どうしても興味本位でしかゲイである事に対して聞いてもらえないのではないかと感じてしまうのです。

正直に言えばゲイという事を知られてしまう怖さがあるのかもしれませんが、私は一人の人としてノンケの友達と付き合っていければ満足なので、カミングアウトをしようと思った事がないのだと思います。
一番自分と近い存在である家族にもカミングアウトをしないのはしっかりとした理由があって、以前家族でテレビを見ていた時の事。ある芸人さんがゲイである事が取り上げられていたのですが、それを見た父が一言『気持ち悪い』と言いながらチャンネルを変えていたのです。

この時は私もその場から逃げ出したい気持ちでいっぱいになりながらも、ここで逃げたら変に思われると思って何もないようなふりをして一緒にテレビを見ていました。

テレビの人だから何を言っても誰を傷つけることのない父の言葉ですが、同性愛者を気持ち悪いと言っていた父には死んでも自分が同性愛者である事は言えないと思ったのです。

気持ち悪いと言っていたゲイがもし自分の息子だったら?思い切って聞きたい気もしましたが、これまで一緒に暮らしてきた家族の絆や関係が一気に崩壊してしまいそうで、ただ頭の中にこの気持ちを仕舞っていました。

この日の出来事は、私がカミングアウトをしないと改めて誓った日です。そしてこの先もノンケのフリをしながら家族の前で振舞っていくと思います。
ノンケにとってゲイは『変わり者』や『変人』と言うイメージがあるような気がします。もちろんすべての人とは言いませんが、ゲイとして生きている以上どうしても自分の恥部を晒すことになる気がして、あくまでも自分らしい人生を送る為にこれからも生きていくでしょう

 

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友蔵

友蔵

「人生楽しく」をモットーに毎日生きているアラサーライター、友蔵です。 時間があるときには国内外問わず旅行するのが趣味で、最近は国際交流を目標に英語も少しずつ習い始めました。 「リアルさ」を大切に記事を書いています。よろしくお願いします。

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