2017年2月10日更新

バイセクシャルだからといって”誰でもいい”わけではない!

バイセクシャルであることを告げた時に、女性の友人にこんなことを言われたことがあります。
「男性も女性も誰でも好きになれるって、なんかすごいね」
現在は男性と結婚していますが、過去女性やFTMTGとの恋愛経験があります。浮気は嫌いなので結婚している以上パートナーを探すつもりはありませんが、もし独身に戻ることがあれば、次の恋人がまた男性になるかは自分でもわかりません。
異性としか恋愛経験がない女性にとっては、それを「すごい」と感じてしまうのも仕方のないことなのかもしれません。

ただ、引っかかるのは「誰でも」という言葉。

では、私がストレート(異性愛者)である彼女にこう言ったら、彼女はどんな反応をするのでしょうか。
「男性なら誰でも好きになれるってすごいね」
きっと、「誰でもいいわけじゃない!」ってムッとされますよね。

誰彼かまわず性的な目で見ていると思われれば、不愉快な思いをする。
それは、私たちLGBTの人間だって同じことです。
ゲイだからって、男なら誰でもいいわけじゃない。
レズビアンも、女なら誰でもいいわけじゃない。
バイセクシャルだって、出会う人すべてを性的な目で見ているわけではありません。

バイセクシャル=性に奔放で貪欲?

バイセクシャルというと、男性とのセックスも女性とのセックスも楽しめる性に奔放な人だというイメージを持つ人がいます。
男女混合複数人でのセックスを楽しんだり、男性と女性の両方と同時にお付き合いをする人がバイセクシャルだと思っている人もいるでしょう。
もちろん、そういったイメージ通りのバイセクシャルも実在するでしょう。
けれど、そうではない人間だっているのです。

同性なら浮気にならないという理由で、男性と女性の恋愛を並行させるバイセクシャルもいます。
けれど私は、幼い頃の父親の浮気にトラウマがあるので、男性であろうと女性であろうとお付き合いするの人はひとりだけです。
パートナーがいる時は、異性であろうが同性であろうが、性的な関係を持つことはもちろん、性的な目で見ることすら絶対にありません。

性に奔放な人もいれば、厳格な人もいる。
複数人同時に愛せる人もいれば、ひとりしか目に入らない人もいる。
それは異性愛者だけでなく、LGBTの私たちだって同じことなのです。

恋人の性別が違っても私たちもあなたと同じ人間です

恋人の性別が、人と違う。
身体と心の性別にずれがある。
たったそれだけのことで、どうしてこんな当たり前のことすら通じなくなってしまうのでしょうか。

私たちだって同じ人間です。
異性愛者がそうであるように、私たちだって恋愛やセックスに対する考え方は人それぞれ異なるのです。
少し考えればわかるこんなシンプルなことすら、「LGBT」というフィルターを挟んだ途端に見失ってしまう人が多い。この無意識の差別がなくならない限り、LGBTへの偏見はなくならないのだろうなと感じています。

 

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rabbit.

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「人を好きになるのに性別は関係ない!」と言い切る30代バイセクシャル。女性、FTMとの恋愛経験を経て、中性的な男性と結婚。現在は一児の母。軽い男性嫌悪症があり、穏やかな気質の人が好き

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