2017年2月26日更新

多様で曖昧な「バイセクシャル」の概念とは

LGBTのBは、バイセクシャル・両性愛者を指します。最近はメイプル超合金のカズレーザーさんが、自分は女性とも男性とも交際経験があるバイセクシャルだと公言して話題になりました。

ひとくちにバイセクシャルといっても、人によってスタンスに少しずつ違いがあるのです。英語圏ではバイセクシャルと一括りにまとめられることを不満に感じた人が、以下のような用語を作りだしました。

多様なバイセクシャルのあり方

・パンセクシャル・オムニセクシャル(全性愛)

2015年夏、歌手のマイリー・サイラスがカミングアウトして話題となったパンセクシュアル。日本語では、狭義的な意味でのバイセクシャルの恋愛対象が女性と男性という2つの性だけであることに対して、パンセクシュアルはGID、Xジェンダーを含むすべてのセクシャリティが恋愛対象になります。

・バイ・パーミッシブ

積極的に自分のセクシャルを位置付けないタイプのバイセクシャル。

・アンビセクシュアル

相手が同性か異性といったことに左右されず、一人の人を愛するスタンスのバイセクシャル。

・トライセクシャル

バイ(2)に第3の性であるトランスジェンダーを含めた、3つの性が恋愛対象になる人のこと。

・セクシャルフルイディティ

水(フルイド)のように、流動的に好きになる相手の性別が変わるという意味です。バイセクシャルに近いニュアンスの言葉ですが、異性愛とも同性愛とも決めつけない、LGBTの枠を超えた新たな性としてこの言葉が誕生しました。ジョニーデップの娘であるリリー・ローズが16歳の時にカミングアウトしたことで話題になりました。

結局バイセクシャルが一番伝わりやすい

多様なバイセクシャルの姿がありますが、あまりにも違いが曖昧すぎて、バイセクシャル当事者である私にもよく分からないというのが正直なところです。

男性と女性だけではなく、トランスジェンダーやXジェンダーも恋愛対象に含まれる私は、正確にいえばパンセクシャルやセクシャルフルイディティに属するのでしょう。

けれど、LGBTにすらまだ正しい理解がないこの世の中で「私はパンセクシャルです」、「私はセクシャルフルイディティです」と主張したところで、なかなか理解されませんよね。

なので、もうしばらくは「相手の性にこだわらずに恋愛する」という広義的な意味でのバイセクシャルを自称し続けることにします。

 

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rabbit.

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「人を好きになるのに性別は関係ない!」と言い切る30代バイセクシャル。女性、FTMとの恋愛経験を経て、中性的な男性と結婚。現在は一児の母。軽い男性嫌悪症があり、穏やかな気質の人が好き

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